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冷蔵庫に入る等の不適切行為問題への私見

今年の7月頃から、スーパーやコンビニ等のアルバイト従業員が冷蔵庫やアイスケースに入るような“不適切行為”を撮影した写真をTwitterやSNS等にアップしたものが拡散する騒ぎが頻発しています。最近では「王将」の件が大きく報じられました。

「王将」で客が不適切行為の写真、ネットに 閉店も検討、損害賠償請求へ 従業員の冷蔵庫写真に謝罪も(ITmedia)

従業員以外でも、飲食店の客が醤油入れを鼻に突っ込むなどの事件も多数報じられています。先程のリンク先の「関連記事」の数の多さには驚くばかりです。

インターネット登場以前から、このような“不適切行為”を行う輩(おそらく若年層が主)は一定数存在したはずです。既に多くの方が指摘されている通り、ネットの普及によって存在が“可視化”され易くなった面は確かにありそうです。この夏に特に頻度が増えた原因はよくわかりませんが。

本件はネットリテラシーに深く関わる問題だけに、有名ブロガーを初めとする様々な論者による興味深い分析が発表されているので、今更私ごときが屋上屋を架す必要は無いのですが、自分の考えを整理する意味で、この種の事件をどのように捉えているか、これから少し書きます。やや箇条書き風です。

1.法令または契約に反する行為に相応の罰が与えられるのはもちろん順当。器物損壊などの法に触れる行為があったならば、法に基づいて処罰されるべきです。場合によっては損害賠償を求められることもあるでしょう。また、従業員の場合、アイスケースに入る等の業務外行動を外部に晒す行為は就業規則的なものに抵触する可能性が高く、解雇等のそれなりの処分もやむを得ません。しかし……

2.冷蔵庫やアイスケースに入る「だけ」、あるいは廃棄食品を顔に付ける「だけ」ならば、不適切行為ではないと感じられます。商品毀損や健康被害に至る可能性が無いからです。仮に冷蔵庫に入ったことで庫内の雑菌が増えたと仮定しても、パッケージ内の食品に影響が及ぶとは考えにくい。ところがネットには、この程度の事件でも「こんな店には二度と行かない」的な書き込みが散見されます。日本人の食品に対する過剰な潔癖さが問題を大きくしている一面は確かにありそうです。※ただし、商品が変形または毀損してしまった場合は、私の感覚でもNGです。

3.一方、衛生的に問題ないことを認めながらも「悪いものは悪いから」的な論法で不相応と思える厳罰を許容する発言も見かけます。この種の意見は、私には不寛容過ぎると感じられます(この点、下記の【補足】に挙げたサイトEが参考になります)。不特定多数に害を及ぼす行為ではなく、自分が直接の迷惑を蒙ったわけでもないのに。

なお、今年7月以降の一連の“不適切行為写真UP事件”の中で、私が行為自体に確実に憤りを覚えたのは、走行中の横浜市営バスにしがみついたケースだけです。これは明らかな道交法違反であるのみならず、路上に落下してしまい他の車両が轢く等の重大な事態に及ぶ可能性が小さくないと思われるからです。次点は客が醤油入れを鼻に突っ込んだケース。確率はさほど高くないでしょうが、病原性の菌が付いてしまった場合に他者の健康被害が起こり得ます。

4.今夏に類似の事件が頻発した一因として、マスメディアが大きく報道したことも挙げられるのではないでしょうか。少なくとも他者に実害が及ぶ可能性が明らかに皆無なケース(廃棄食材での悪戯など)に関しては、全国的に報道する必要はないと思っています。

5.アルバイト従業員絡みの事件で、店舗を閉じる企業が幾つか現れました。このくらい断固とした措置を取る方が世間ウケが良いという企業判断かも知れませんが、この程度の事件「だけ」を理由に店を閉じる姿勢は全く支持できません(元々経営不振だったのを、事件を口実に撤退するというならまだ分からないではありませんが)。何故支持できないかというと、事件に無関係な利用者や従業員も巻き添えになるからです。特に、この夏の一連の事件の発端となったローソンの姿勢は大いに疑問です。

コンビニ店員がアイスの冷蔵ケース内で寝転ぶ写真、Facebookに ローソンが謝罪、FC契約解除(2013年7月15日のITmedia)

現時点で、ローソンの当該店舗(高知鴨部店)は不定期休業中です。コンビニは、今や地域に欠かせないインフラの一つだと思うので、安易に閉店したり休業したりするのはいかがなものか。ローソン高知鴨部店から最も近い他コンビニまでの道のりは427m、ATMなども揃ったスペックが高いコンビニまでの道のりとなると633mです(参考:NAVITIME)。633mは大したことないと思われるかも知れませんが、高齢者などにとっては結構遠いのではないでしょうか。片づけ作業に必要な短期間営業停止程度の対応に留めて欲しかったと思っています。本件を機に、ローソンに対する私の企業イメージは大きく下がりました。今は可能な限りローソン以外のコンビニで買い物するようにしています。

【補足】最後に、当エントリを書くにあたり、直接間接に参考にさせていただいたブログ等の記事へのリンクを置いておきます。A~Eは私が大いに共感している文章です。Fのツイッターまとめの議論やコメントからは、様々な人の考えが読み取れます。

A. 「バカが可視化される時代」とどう向き合うか(脱社畜ブログ)

B. バカな写真がよく炎上している理由(ぼくはまちちゃん!)

C. 小寺信良「ケータイの力学」:バイト炎上(1)(ITmedia)

D. 冷蔵庫に入るのは、どれほど重たい罪なのか(デマこいてんじゃねえ!)

E. 「厳しすぎる社会」は「だれも責任をとらない社会」(やしお)
不寛容な社会の問題点を指摘しています。

F. 佐々木俊尚さんのコンビニ冷蔵庫議論まとめ(Togetter)

席を譲られない方が楽な場合

学生の頃のちょっとした思い出話から。

ある日、大学へ向かう混雑した電車内で、女子学生(たぶん私と同じ大学の体育会所属)が白杖持ちの視覚障害者の人に席を譲っているのを見かけました。障害者の人は一旦は譲られるのを断っていましたが、女子学生はそれでも更に座るように促し、最終的には丁寧に手を引いて座席に誘導していました。当時の私はそれを見て、譲った人は偉いなと思う一方、譲られた人は本当に譲って欲しかったのかな? という疑問を抱きました。目が不自由ということは、もしかしたら普段から電車内で立つ場所を決めているため、席に座ってしまうとドアまでの方向感覚や距離感が失われる可能性があると思ったのです。とは言え、推測だけで断言はできません。そのときの私は当然口を挟むことなどなく、若干後ろ髪を引かれる思いで目的の駅で降りたわけです。

それから約20年経った最近、後述するある理由により上記の出来事を思い出しました。当時とは違い、今はネットで色々調べられる時代。「電車 目が不自由 立っている」で検索してみました。残念ながら視覚障害者自身の意見はなかなかヒットしませんが(探し方が悪いのかも知れません)、参考になりそうなQ&Aはいくつか見つかります。たとえば、
目の不自由な人に席を替われない私(発言小町)
目の不自由な方に電車で席をゆずることにどう考えますか? 別に手足が不自由な訳...(Yahoo知恵袋)
いくつかの回答を見る限り、やはり「席を譲ってもらわない方が楽な視覚障害者」が存在することは確かなようです。とは言え、障害の種類や程度にも色々あるので、逆に譲られる方が嬉しい方もきっと存在するはずです。よって、電車内での目の不自由な方に対する最も望ましい最初の対応は、席に座らない方を望む障害者が存在し得ることを念頭に置きつつ、「席が空きますがお座りになりますか?」のように声を掛けることではないかと思われます。その際、譲られる側の望ましい対応としては、座る方が楽な場合は遠慮せずに好意に甘える方が余計な誤解やストレスを回避できるでしょう。もし譲られることを選んだなら、譲る側が座席の背もたれに相手の手を触れさせるなどの誘導を行えば良いでしょう。

さて、私が本当に主張したいことはこの後に書きます(長い前置きだ)。

最近、私自身がバスや電車内で「席を譲られない方が楽な場合」を実体験をしています。譲られるのが恥ずかしいなどの精神的な要因ではなく、座らない方が物理的・肉体的に楽な場合が存在するのです。ちなみに私は視覚障害者ではありません。さて、それはどういう場合でしょうか? 

答えは「乳幼児を抱っこしているとき」です。念のため付け加えるとこれには個人差があるはずで、あくまで私自身の実感を書いているに過ぎません。

ブログ等に私生活を記すのは好きではありませんが、テーマの性質上少しだけ書くと、私には小さな子供がいます。子育て経験者なら分かると思いますが、乳児の場合、立って抱っこしていると泣き止むのに座ると泣き始める状態に陥ることが結構あります(乳児には高さセンサーが装備されているのではないかと疑うほどです)。そのような状態のときに席を譲ることを提案されても困惑してしまいます。私の子供は今はもう乳児ではなく幼児ですが、それでも問題が生じることはあります。いわゆるイヤイヤ期(第1次反抗期)の幼児は、ちょっとした状況の変化を嫌って騒ぎ出す可能性があります。さらに私の子供の場合、席が2人分空いていれば余り問題ありませんが1人だけで座ったり膝の上に座ったりするのを嫌がる傾向があります(まあ、これは特殊事情でしょうが)。幸い私自身の足腰には故障がありません。ゆえに、混雑したバスや電車内では、抱っこしたまま立っている方が騒がれたり泣かれたりするリスクを確実に回避できるので、(余程乗車時間が長い場合を除けば)席に座らない方を選びます。繰り返しになりますが、以上はあくまでも私の場合です。

しかし、子供を抱っこしていると結構な高確率で席を譲られます。その都度「すぐ降りますので」のようなことを言って断ります。ところが相手は私が遠慮していると思っているのでしょう。大抵の場合は座ることをもう一度促してきます。ここでどうすればうまく断れるのでしょうか? 以前に、「座らない方が楽ですから」とやや強めの口調で正直に言ってしまい怪訝あるいは不機嫌な顔をされてしまったことがあります。これは失敗でした。多くの人にとって「座らない方が楽」というのは多分想像がつきにくいでしょうから、本当に納得してもらうためには前段落の内容を説明するしかありませんが、現実的とは言えません。理由を言わずに「結構です」で済ませるのが無難なのでしょうか。

そろそろまとめに入ります。以上の事情があるので、乳幼児を抱っこしている私を見かけても席を譲らないでください……と書きたいところですが、顔写真を公開していないので無駄ですね。

一般的には、やはり乳幼児(3歳くらいまでかな)連れには席を譲る方が望ましいと思われます。ネットで検索しても「譲ってほしい」的な意見は結構見かけます。そして、最後に理想を言わせてもらうならば、譲られた側は、座る方が楽なら遠慮せず好意に甘えるべきだと思います。一方、誰かに席を譲る際は、席に座らない方が楽という状況があり得ることを念頭に置き、断られたら黙って引き下がる姿勢の方が不快感やトラブルを回避できると思うのです。

最後の最後に念のための追記です。席を譲る行為は規則で定められたものではなく、あくまでもマナーに過ぎません。マナーの捉え方は人それぞれです。当エントリの私の主張は、あくまでも私個人の感覚を述べたものに過ぎません。ですから、誰かに席を譲ることなどを読者に推奨したりする意図は全く無いことを付け加えておきます。

テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

マイナンバーを万能本人確認ツールにして欲しい

以前、旧ブログ時代に住基カードに関して同様のことを書きましたが、昨日衆議院でマイナンバー法案が可決されたことをきっかけに、若干の追加情報を盛り込みつつ、改めて書きます。

日本の現状では、本人確認のための身分証として最も万能なのはどういうわけか運転免許証です。しかし、免許証は当然ながら敢えて免許を取らない人や返上した人などには使えないという大きなデメリットがあります。パスポートもおそらくあらゆる場面で身分証として使えますが、免許証などのカードよりも大きいため携帯性に劣りますし、複数ページを参照する必要があったりして若干不便です。

運転免許証と同等のサイズと利便性を持ち、あらゆる場面で誰もが使える本人確認ツールは、残念ながら現時点では存在しないと思われます。

現在、写真つき住民基本台帳カードは公的機関では確実に身分証として使えますが、極めて残念ながら、民間では全く使えなかったり、追加的に他の書類(クレジットカードなど)も求められる所が結構あります。何故でしょう? これについては、次のQ&Aの「ベストアンサー」が参考になります。
 
住民基本台帳カードの身分証明書について?
免許証なら免許書番号、社員証なら社員番号、学生証なら学生番号が(その他健康保険証でも身体障害者手帳でもパスポートでも)それぞれカードに印字されていますので、それらの番号を書き控えて免許証等のコピーを取るだけで、後日その番号を元に確認のための照会をすることが可能です。
一方住民基本台帳カードに記載されているのは「生年月日」「住所」「氏名」「性別」の4項目のみでIDとなる独自のコードの記載がありません。

つまり、カードに番号が記載されていないため、偽造であるか否かを企業側で確実に確認するのが困難というのが現状のようです(IC読み取り機の設置が現状必須?)。

昨日衆議院を通過したマイナンバー法案では、希望者には現在の住基カードに代わる個人番号カードを配布するものの、個人情報の流出を懸念してか、民間の利用に極めて消極的に見えます。
マイナンバー法案が衆議院を通過、社会保障、税、災害対策に活用(ソフトバンクビジネス+IT)
 プライバシーや情報漏えいに配慮して、個人番号の利用範囲を法律に規定した。下記の3点での利用に限定されている。

1.国・地方の機関での社会保障分野、国税・地方税の賦課徴収および災害対策等に係る事務での利用
2.当該事務に係る申請・届出等を行う者(代理人・受託者を含む。)が事務処理上必要な範囲での利用
3.災害時の金融機関での利用

これだけだと民間の本人確認に使えないではありませんか! 法施行後3年をめどに個人番号の利用範囲の拡大を検討するようですが、それでは遅すぎると感じます。個人番号の流出が怖いというなら、現行住基カードを当面存続させて、民間企業でも本人確認書類として用いるように義務付ける法律を作るのもアリでしょう。誰もが平等に本人確認をスムーズにできる社会にして欲しいと思います。

「青森」「福島」は何処を指す?

私の出身・出生地は青森県の八戸市です。父親の仕事の都合で中学3年になるときに横浜市に引っ越して来て、それ以降はずっと首都圏在住であり、神奈川県民です。

たまに出身地を訊かれることがあります。私は「青森県の八戸市です」と答えることにしていますが、そこで「へえ、青森ですか」のように返されると、大いなる違和感もしくは居心地の悪さを覚えます。これが「へえ、青森県ですか」だったら余り気にならないのですが。

以前「下北半島論」で少し言及しましたが、八戸市を中心とする南部地方は県庁所在地の青森市を中心とする津軽地方とは気候も文化も方言もかなり異なります。極めて個人的な意見ですが、八戸は岩手県に編入するほうがスッキリします。一方、全国の多くの人々が「青森」から連想するものと言えば、リンゴやねぶた(ねぷた)祭りや津軽海峡など、八戸市とほとんど関係ないものが上位を占めるのが現実です。ですから、八戸を単純に「青森」に括る発言を見聞するたびに、「あなたが青森市辺りをイメージしているなら、八戸はそれとはだいぶ違うよ」と心の中で私は呟くのです。

一般に、同じ都道府県内であっても、地理的に少し異なるだけで文化も方言も大違いというのはよくあることです(ちなみに私がこれを最も痛感したのは、中学1年になるときに八戸から60km程度離れた六ヶ所村に引っ越したときです)。

ですから、八戸市に限らず私が地名に言及する際は、たとえば「静岡では」「福島では」などと言わず「静岡県富士宮市では」などと市町村まで併記するか、少なくとも「福島県会津地方では」のように地域名まで含めるように心がけています。県全体を指すときは「静岡」とします。単に「静岡」だと静岡市を指すと誤解される可能性があるからです。

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ジャンル : 日記

2012年DS版重大ニュース

最近はほぼTwitterの更新に専念しているような状態ですが、年末の重大(or 十大)ニュース系エントリはやはりブロガーにとっての風物詩なので、一つ書いておきます。

まずは大手メディアのソレ系の記事に1つリンクしておきましょう。

2012年読者が選ぶ日本の10大ニュース(読売新聞)

順位だけ引用します。
1位:ノーベル生理学・医学賞に山中教授
2位:東京スカイツリー開業
3位:ロンドン五輪、史上最多のメダル38個
4位:政権問う師走の衆院総選挙
5位:尖閣国有化で日中関係悪化
6位:金環日食、932年ぶり広範囲観測
7位:中央道トンネルで崩落、9人死亡
8位:巨人が3年ぶり22度目の日本一
9位:地下鉄サリン事件で特別手配の菊地容疑者ら逮捕、オウム捜査終結へ
10位:兵庫県尼崎市のドラム缶遺体事件、連続遺体遺棄・行方不明事件に発展

なるほど、マスメディア発表のランキングはこんなものかな、という感じ。

それでは、引き続き私の2012年十大ニュースの発表です。もちろん公的なニュースに限定し、10位からのカウントダウン形式でまいります。
 

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2012年11月から、ここが私の通常ブログ。それ以前の記事および横断歩道関連の記事は横断歩道歩行者優先順守促進ブログをどうぞ。

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