掛け算順序議論への所感

※【2016-12-29追記】同じタイトルの記事の改訂版を書きました。根本の主旨は変わりませんが、やや力点が異なり、どちらかというと順序固定派擁護寄りのニュアンスに変えてあります。参考資料として、この旧エントリもそのまま残します。

タイトルを見てピンとくる人はこの段落を読み飛ばしてもらって構いません。まずは当エントリのテーマである「かけ算の順序問題」とは何か、概略を述べます(Wikipediaにも載っていますが)。例えば小学2年生の算数で「6つのベンチに子供が3人ずつ座っています。子供は全部で何人いますか」という問題に式と答えを書かせるとしたら、3×6=18と6×3=18のいずれも正解のはずです。ところが6×3=18を不正解として減点する小学校教師が存在するらしく、定期的にWEB上で議論が巻き起こっています。以上がいわゆる「掛け算の順序問題」です。とは言え、演算としての交換法則そのものではなく文章題の立式の際の順序の話なので、個人的には「文章題掛け算順序問題」と呼ぶ方が正確だと思っています。

ここから本題です。最初に私自身のbackgroundを若干述べます。私は小学校高学年~高校の算数・数学については集団での授業経験がある人間です。しかし今回のテーマに最も関連深い小学校低学年への指導経験はありません。その意味では門外漢です。ひょっとしたらこれから書くことに認識の誤りが存在するかも知れませんし、既にネット上の別所で書かれている主張の2番煎じになるかも知れません。ご了承ください。

続きを読む

テーマ : 教育
ジャンル : 学校・教育

体罰論および違法性に関するまとめ

現在、大阪の市立高校で起きた体罰が原因とみられる自殺事件が世間を騒がせています。

そもそも、学校教育の場での体罰は明確な違法行為。ですから、「体罰は必要」や「体罰は仕方ない」という類の言論は、私の感覚では未成年者喫煙の容認と同レベルの主張です。

法律論を一旦措きます。仮に一部の児童生徒に体罰が有効だったとしても、暴力を容認する空気や今回の事件のような悲劇を生み出すリスクを考えると、やはり体罰には全く賛成できません。

体罰無しでコントロールできないような教育困難校や指導困難生徒が存在するではないか、という反論も考えられます。気持ちはよく分かります。力量ある教師が体罰抜きで指導できれば理想ですが、そうはいかない場合もあるでしょう。この場合、非体罰かつゼロトレランス的な厳罰(出席停止や場合によっては強制留年等)を導入するのが良いと個人的には思っていますが、そのためには日本社会全体の大きな意識変革を要するので難しそうではあります。

なお、今回の大阪市立高校の事件は、報道によると「部活を強くするための主将に対する体罰」だったようで、どう考えても体罰を必要とする状況とは私には思えません。

さて、以下の追記において、日本の学校教育で体罰が違法である根拠と、現行での体罰の基準についてまとめておきます。
 

続きを読む

テーマ : 社会問題
ジャンル : ニュース

カレンダー
12 | 2013/01 | 02
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

D Slender

Author:D Slender
2012年11月から、ここが私の通常ブログ。それ以前の記事および横断歩道関連の記事は横断歩道歩行者優先順守促進ブログをどうぞ。

最近の記事
月別アーカイブ
私のTwitter
リンク
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる