「相棒」個人的ランキング2014
テレビ朝日系ドラマ「相棒」は現在Season12が放映中。先日1月1日に放送された恒例の元日スペシャルは水準以上の面白さで、非常に満足しました。
「相棒」を見始めたきっかけは、2008年元日にseason6の正月スペシャル「寝台特急カシオペア殺人事件」をたまたま視聴したこと。それまでは、てっきり「あぶない刑事」のようなドラマと思い込んでいたので見る気にはならなかったのですが、「カシオペア~」は本格ミステリ色が濃い私好みのエピソードだったため、一気に「相棒」にはまってしまいました。それ以来、本放送を欠かさず見ていますし、過去seasonの再放送もほぼ視聴済みで、現在に至ります。
さて、私が好きな相棒エピソードの上位ランキングを勝手に発表します。旧ブログで同様のランキングを1度書いていますが、その最新版ということになります。通常の1時間以下枠からベスト10、スペシャルなどの1時間を超えるエピソードからベスト5を選びます。ここから先は相棒視聴者以外には意味不明でしょう。
「相棒」を見始めたきっかけは、2008年元日にseason6の正月スペシャル「寝台特急カシオペア殺人事件」をたまたま視聴したこと。それまでは、てっきり「あぶない刑事」のようなドラマと思い込んでいたので見る気にはならなかったのですが、「カシオペア~」は本格ミステリ色が濃い私好みのエピソードだったため、一気に「相棒」にはまってしまいました。それ以来、本放送を欠かさず見ていますし、過去seasonの再放送もほぼ視聴済みで、現在に至ります。
さて、私が好きな相棒エピソードの上位ランキングを勝手に発表します。旧ブログで同様のランキングを1度書いていますが、その最新版ということになります。通常の1時間以下枠からベスト10、スペシャルなどの1時間を超えるエピソードからベスト5を選びます。ここから先は相棒視聴者以外には意味不明でしょう。
【通常枠ベスト10】
第1位 越境捜査(season7、脚本:ハセベバクシンオー)
相棒の全エピソードの中で、最も本格ミステリ的に成功した作品だと思っています。言い換えると、視聴者に真相に繋がる伏線や手がかりを十分に提示した上で、謎解き場面の迫力も十分に仕上がっています。角田課長をはじめとする組対5課メンバーの大活躍もシリーズファンには嬉しいところ。亀山薫退職直後の相棒不在状態を逆手にとった感のあるプロットも見事。
第2位 名探偵登場(season5、脚本:戸田山雅司)
主人公杉下右京に比肩し得る能力をもつ私立探偵が登場。ナイスキャラ。古きよきハードボイルドサスペンスへのオマージュも感じさせてくれる佳品。なお、高橋克実演じる私立探偵はseason10で再登場しました。
第3位 殺人晩餐会(season2、脚本:櫻井武晴)
オーベルジュを舞台とした本格ミステリ。ネットではある理由から「ネタ回」扱いされることがあるようですが、いわゆるクローズド・サークルものとしては相棒史上最高傑作だと思っています。なお、season9の「招かれざる客」もオーベルジュが舞台の佳作ですが、手がかりの見せ方が若干物足りなく思えたので、「殺人晩餐会」の方を上位にしました。
第4位 バースデイ(season11、脚本:古沢良太)
時間軸の扱いに工夫を凝らした誘拐サスペンスもの。加藤清史郎、榊英雄らの熱演。ラスト直前に判明するある仕掛けの余韻。
第5位 右京、風邪をひく(season8、脚本:古沢良太)
これも時間軸の扱いに工夫を凝らした意欲作。神戸尊のキャラクタも良く描けていると思います。あとは何と言ってもウルトラソウル!
第6位 殺しのカクテル(season1、脚本:櫻井武晴)
倒叙ものから1品選ぶとすればこれ。season4の「ついてない女」を僅差で抑えてのランクイン。解決が秀逸。
第7位 狼の行方(season6、脚本:吉本聡子)
ネットでは驚くほど不評な作品ですが、私は何度も見直すくらい好き。木下ほうかの快演(怪演?)が光ります。
第8位 ボーダーライン(season9、脚本:櫻井武晴)
純粋な社会派ものなので、本格ミステリ好きな私の趣味とは傾向が違うのですが、そんなことはどうでもよく感じられるほどの衝撃的作品。放映時の2chスレの伸びが凄まじかった記憶があります。テーマの現代性。ゲストの山本浩司の秀逸な演技が痛い、痛い、痛い!
第9位 監禁(season4、脚本:古沢良太)
佐藤江梨子の悪の魅力。杉下右京の少年時代が垣間見えるのもGood。
第10位 密愛(season7、脚本:古沢良太)
第1位の「越境捜査」同様、相棒不在をうまく利用した作品。放映日の新聞のテレビ欄のクレジットがたった3人だったのには驚いたものです。相棒としては異色作ですが、私は好きです。
以上が通常枠のベスト10です。惜しくもランク漏れした次点として、season1の「仮面の告白」やseason3の「ありふれた殺人」を挙げておきましょう。この2作品は2ch等で非常に評判が高いものです。
【スペシャル枠ベスト5】
第1位 バベルの塔(season5正月、脚本:古沢良太)
エンタメとしての完成度は相棒全エピソード中でも随一だと思います。サスペンス性とスピード感に溢れ、犯人像も非常に印象的。
第2位 アリス(season11正月、脚本:太田愛)
現在と過去を舞台にした正統派謎解きもの。スペシャルの中では本格ミステリ的に最も成功している作品の1つ。過去シーンでの少女2人の雰囲気が絶品。
第3位 聖戦(season9正月、脚本:古沢良太)
ネット上では賛否が分かれる作品。ミステリとして目新しい要素はありませんが、犯人像の設定と南果歩の演技が秀逸。ただ、白石美帆の最後の台詞だけは個人的に残念。でも、その後のエンディングの演出には感動しました。ところで、2ch等での否定的な意見の中に「主役2人(特に神戸)のキャラがイメージと異なるのでダメ」というものが目立ちました。私はキャラ設定にさほど興味がないので、そこは減点材料になりません。
第3位 寝台特急カシオペア殺人事件(season6正月、脚本:戸田山雅司)
聖戦と同率3位とします。上で書いたとおり、私が初めて視聴した相棒。ミステリ的には小規模な本格ものをいくつか繋げたような構成ですが、その一つ一つは良くできていると思います。
第5位 ピエロ(season10正月、脚本:太田愛)
サスペンス性に優れた作品。大橋のぞみの最終出演作品という歴史的意義もあります。
第1位 越境捜査(season7、脚本:ハセベバクシンオー)
相棒の全エピソードの中で、最も本格ミステリ的に成功した作品だと思っています。言い換えると、視聴者に真相に繋がる伏線や手がかりを十分に提示した上で、謎解き場面の迫力も十分に仕上がっています。角田課長をはじめとする組対5課メンバーの大活躍もシリーズファンには嬉しいところ。亀山薫退職直後の相棒不在状態を逆手にとった感のあるプロットも見事。
第2位 名探偵登場(season5、脚本:戸田山雅司)
主人公杉下右京に比肩し得る能力をもつ私立探偵が登場。ナイスキャラ。古きよきハードボイルドサスペンスへのオマージュも感じさせてくれる佳品。なお、高橋克実演じる私立探偵はseason10で再登場しました。
第3位 殺人晩餐会(season2、脚本:櫻井武晴)
オーベルジュを舞台とした本格ミステリ。ネットではある理由から「ネタ回」扱いされることがあるようですが、いわゆるクローズド・サークルものとしては相棒史上最高傑作だと思っています。なお、season9の「招かれざる客」もオーベルジュが舞台の佳作ですが、手がかりの見せ方が若干物足りなく思えたので、「殺人晩餐会」の方を上位にしました。
第4位 バースデイ(season11、脚本:古沢良太)
時間軸の扱いに工夫を凝らした誘拐サスペンスもの。加藤清史郎、榊英雄らの熱演。ラスト直前に判明するある仕掛けの余韻。
第5位 右京、風邪をひく(season8、脚本:古沢良太)
これも時間軸の扱いに工夫を凝らした意欲作。神戸尊のキャラクタも良く描けていると思います。あとは何と言ってもウルトラソウル!
第6位 殺しのカクテル(season1、脚本:櫻井武晴)
倒叙ものから1品選ぶとすればこれ。season4の「ついてない女」を僅差で抑えてのランクイン。解決が秀逸。
第7位 狼の行方(season6、脚本:吉本聡子)
ネットでは驚くほど不評な作品ですが、私は何度も見直すくらい好き。木下ほうかの快演(怪演?)が光ります。
第8位 ボーダーライン(season9、脚本:櫻井武晴)
純粋な社会派ものなので、本格ミステリ好きな私の趣味とは傾向が違うのですが、そんなことはどうでもよく感じられるほどの衝撃的作品。放映時の2chスレの伸びが凄まじかった記憶があります。テーマの現代性。ゲストの山本浩司の秀逸な演技が痛い、痛い、痛い!
第9位 監禁(season4、脚本:古沢良太)
佐藤江梨子の悪の魅力。杉下右京の少年時代が垣間見えるのもGood。
第10位 密愛(season7、脚本:古沢良太)
第1位の「越境捜査」同様、相棒不在をうまく利用した作品。放映日の新聞のテレビ欄のクレジットがたった3人だったのには驚いたものです。相棒としては異色作ですが、私は好きです。
以上が通常枠のベスト10です。惜しくもランク漏れした次点として、season1の「仮面の告白」やseason3の「ありふれた殺人」を挙げておきましょう。この2作品は2ch等で非常に評判が高いものです。
【スペシャル枠ベスト5】
第1位 バベルの塔(season5正月、脚本:古沢良太)
エンタメとしての完成度は相棒全エピソード中でも随一だと思います。サスペンス性とスピード感に溢れ、犯人像も非常に印象的。
第2位 アリス(season11正月、脚本:太田愛)
現在と過去を舞台にした正統派謎解きもの。スペシャルの中では本格ミステリ的に最も成功している作品の1つ。過去シーンでの少女2人の雰囲気が絶品。
第3位 聖戦(season9正月、脚本:古沢良太)
ネット上では賛否が分かれる作品。ミステリとして目新しい要素はありませんが、犯人像の設定と南果歩の演技が秀逸。ただ、白石美帆の最後の台詞だけは個人的に残念。でも、その後のエンディングの演出には感動しました。ところで、2ch等での否定的な意見の中に「主役2人(特に神戸)のキャラがイメージと異なるのでダメ」というものが目立ちました。私はキャラ設定にさほど興味がないので、そこは減点材料になりません。
第3位 寝台特急カシオペア殺人事件(season6正月、脚本:戸田山雅司)
聖戦と同率3位とします。上で書いたとおり、私が初めて視聴した相棒。ミステリ的には小規模な本格ものをいくつか繋げたような構成ですが、その一つ一つは良くできていると思います。
第5位 ピエロ(season10正月、脚本:太田愛)
サスペンス性に優れた作品。大橋のぞみの最終出演作品という歴史的意義もあります。