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REXカード・漢方スタイルクラブカード還元率引き下げ

またクレジットカードネタです。今回は私にとってショッキングなニュース。

5/28のエントリでとりあげた高還元クレジットカードのうち、ジャックスが発行するREXカードと漢方スタイルクラブカードの還元率が今年12月請求分から引き下げられることが確定しました。このような改定をクレカファンは「改悪」と呼びます。

【関連page】【公式】REX CARD(カカクコムの公式page)
漢方の方は現時点でジャックスや薬日本堂からの公式発表はありませんが、多数ユーザからの葉書情報があるので、確定として良さそうです。
漢方スタイルクラブカードもREX CARDに続き改悪へ リーダーズカードとエクストリームカードの行方は?(ポイ探ニュース)

現在、REXも漢方も通常ポイント還元率が1.75%ですが、いずれも今年末から1.5%になります。1.75%を維持するのはジャックスの経営的に苦しいのでしょうか? もちろん1.5%でも平均的なクレジットカードよりはかなり高還元。この還元率を通常で超えるクレジットカードはジャックス系を除いてはリクルートプラスカード(還元率2%)しか存在しません。リクプラのポイントの使い道がリクルート、Ponta系サービスに限定されることを考えると、経営陣は1.5%でも客離れは多くないと踏んでいるのかも知れませんが、私は少なからぬホルダーが解約を考えるのではないかと踏んでいます(特に漢方)。その理由を以下に列挙します。
1.この「改悪」により、年間利用43万2000円以上のあらゆる場合においてリクルートプラスが最得なクレカになります。REXも漢方もユーザは還元率重視で選んでいるはず。だとすればポイントの使い道やJCB限定であることを気にしない人ならリクプラに躊躇無く乗り換えるでしょう。
2.REX、漢方共に年会費有料なこともポイントです(REXは年間50万以上で無料にはなりますが……)。というのは、完全無料カードで還元率1.5%を実現することは可能だからです。それはDCカードJizile。リボ専用カードですが、1ヶ月の利用額が50000円以下ならば、今のところリボ手数料を回避して通常の一括払いカード同様に使えて1.5%還元を実現できます。利用額が多いと使いにくいですが、クレカファンならば他のカードもサブ的に持つでしょうから、必要に応じて使い分ければ良いのです。また、クレジットカードではありませんが、auユーザならばau WALLETプリペイドカードに1%還元クレカ(楽天カード等)でチャージすれば(1+0.5)%還元を実現できます。ついでながらJizileのMasterブランドでau WALLETにチャージすれば(1.5+0.5)%還元も実現できます。これらは1枚のカードで全て済ませる方法ではありませんが、要するに1.5%還元はやろうと思えば完全無料で実現できるのです。その意味で、Rexと漢方の還元率引き下げがせめて1.55~1.6%に留まっていれば、客離れはかなり少なくなると思うのですが……
3.この項目は漢方のみの事情です。漢方は年会費有料カードですが、従来は年間100万円以上利用すれば年会費を超えるボーナスポイントがつきます。正にこれこそがREXカードとの違いであり、私を含む漢方ユーザがREXではなくこちらを選ぶ最大の理由。しかし、今回の「改悪」では年会費をペイできる利用額が結果的に約117万円に引き上げられ、おまけにボーナスポイント自体も年会費をわずかに上回る程度に減額されてしまいます。これでは、わざわざ支払いをこのカードに集中して目標利用額をクリアするモチベーションが低下するというもの。ここはひとつ経営陣に再考していただき、年会費ペイラインの引き下げ or ボーナスポイント減額取りやめ or 年会費自体の引き下げを検討 してもらえないでしょうか(と、ここで書いても仕方ありませんが)

そんなわけで、私自身が今年取得したばかりの漢方ですが、年会費初年度無料の間は使い倒した後に、ひょっとすると解約してしまうかも知れません。どうするか、もう少し考えます。

ところで、ジャックスの高還元カードと言えば、漢方・REX以外にReader's CardとExtreme Cardがあります。リーダーズの方はAmazon限定デポでの還元1.8%、現金キャッシュバックに相当するJデポで1.5%の還元率を誇りますが、ネット情報によると、これも12月請求分から引き下げられ、何とAmazon1.32%、Jデポ1.1%になるとか。公式情報はありませんが、葉書を受け取った複数のユーザの声がネット上にあるので間違いなさそうです。年会費完全無料のREX LiteがJデポ1.25%であることを考えると、これはひどい仕打ちと言わざるを得ません。ということは、もし今から1.5%還元のジャックスカードを持つなら、「改悪」情報が流れていないエクストリームがお勧めかも知れません。年会費無料ラインが年間30万円と低めであることは、REX等に比べての優位点です。とは言え、この調子ではExtremeにも「改悪」が来る可能性も否定できません。

高還元クレカファンにとっては、実に悩ましい夏となってしまいました。

セブンイレブンでのnanacoとau WALLETの還元比較等

7月11日にちなんでセブンイレブンに関する記事を書きます。ただし、前半は主にauユーザ向けの話になります。ご容赦ください。後半はより一般的な話になります。

1つ前のエントリで、私がセブンイレブンで支払いする際の手段について次のように書きました。

楽天カード(JCB)でチャージしたnanaco(還元率はチャージ1%+利用1%)が基本。ただし、au WALLETのポイントアップ店なので、支払額の端数やキャンペーンの有無次第では楽天カードまたはYJカード(MASTER)でチャージしたau WALLETプリペイド(還元率は1%+1%)の方が得。


セブンイレブンにおけるnanacoとau WALLETプリペイドの利用ポイント還元率は見かけ上同じです。ただ、「支払額の端数」によって微妙な違いが生じることがあります。通常、両者のポイントの付き方は正確には次の通りです。
◎nanaco → 1回の決済毎に、100円(税抜)につき1nanacoポイント
◎au WALLETプリペイド → 1回の決済毎に、200円(税込)につき2WALLETポイント 

(※ au WALLETの一般Mastercard加盟店における利用ポイントは200円(税込)につき1ポイントですが、セブンイレブンやイトーヨーカドー等はポイントアップ店なのでこうなります)
100円毎にポイントが付くnanacoの方が一見有利に見えるかも知れませんが、こちらは税抜。税込表示に揃えるならば108円につき1ポイントとなり、僅かながら還元率1%を下回ります。先の引用に書いた通り、どちらの決済手段が得かはまさに端数次第。

そこで、どのような条件でnanacoの方が有利(または不利)になるかを正確に把握したいと思い、付与ポイント数が切り替わる108(円)の倍数および200(円)の倍数をExcelの1つの列に並べ、それぞれのnanacoポイントとWALLETポイントを計算してみました。
セブンイレブンでのnanacoとauWプリペの利用ポイント
この画像では、nanacoの方が有利な価格帯を黄緑で、au WALLETプリペイドが有利な価格帯を水色に塗ってみました。意外(?)なことに、nanacoの方が得な価格帯はさほど多くありません。1200円以上でnanaco有利の価格帯は存在せず、更に(画像には載せていませんが)2600円以上になると一貫してau WALLETが有利になります。消費税8%の威力。まあ、コンビニであるセブンイレブンで1回の支払いが1000円を超えることは滅多にありませんが、もしイトーヨーカドーも利用するなら「高額になるほどau WALLETが得」は心に留める価値がある情報かも知れません。

以上をまとめると、nanacoの方がau WALLETより有利になるための条件は、税込支払額をx(円)とすると、次のいずれかとなります。
108≦x<200
324≦x<400
540≦x<600
756≦x<800
972≦x<1000
1188≦x<1200

とは言え、以上の考察ではキャンペーンの存在は無視しております。また、購入商品の中にnanacoボーナスポイント対象商品をを含む場合は、価格帯にかかわらずnanacoが有利になることが多いはず。また、1000円以下決済でau WALLETが有利になる場合でも1ポイントの差に過ぎません。よって、「セブンイレブンでの高額ではない通常の支払いはnanacoが基本」という判断でも問題はなさそうです。私の場合、ボーナスポイント対象商品を含むならばnanaco、そうでない場合はau WALLETと使い分けています。もちろん、いずれかが「ポイント2倍キャンペーン」の類を実施しているならば、そちらを優先します。

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テーマ : マネー・貯金
ジャンル : ライフ

漢方スタイルクラブカード到着(あるいはリクプラにしなかった理由)

クレジットカードネタです。

今年の5月28日のエントリで取得を示唆していたジャックスのKAMPO STYLE CLUB CARD(以下「漢方」と略記)が届きました。国際ブランドはVISAを選択。5月30日に申し込み。6月11日に発行手続き完了。そして昨日6月17日にカード到着。ようやく年会費有料高還元(1.75%)カードの世界に足を踏み入れたことになります。

なお、かねてから検討していたリクルートプラス(2%還元)の取得は断念しました。漢方の方を選んだ理由は、まず第1にリクルート・Pontaポイントの使用可能範囲の狭さが気になること。他にも重要な理由が1つありますがそれは後述します。

漢方は年間100万円以上の利用で光り輝くカード。カード到着後は一部例外(具体的には後述します)を除くほとんどのカード決済をこれに集中する予定です。早速、私の固定費の中で大きな割合を占めるKDDI通信料と電気代の支払い手段を漢方に切り替えました。近いうちにガスと水道も切り替えたいのですが、お客様番号的なものが分からないのですぐには不可能。次の明細が届いた際に切り替えます。(お客様番号的なものはメモしておいた方がいいですね。)

ところで、5月28日のエントリの冒頭では、私が常用する現金以外の決済手段を還元率順にまとめました。漢方を入手したことによってこれがどのように変わるか、自分自身の覚書の意味も込めて書いておきます。今度はシチュエーション別にまとめます。さあ、ここから長々とした自己満足的分析が続きます。退出するなら今です!(笑)

 

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テーマ : クレジットカード・ローンカード
ジャンル : 株式・投資・マネー

Ads by Babylon Toolbar削除記録(20150610)

私のWin7 PCのブラウザに今日いきなり「Ads by Babylon Toolbar」(以下「Babylon」と略します)が現れ、容易に消せない状態に。悪名高いアドウェア(ブラウザハイジャッカー)です。

「Babylon」の削除法を検索するとソフトのアンインストールやブラウザの拡張機能の削除等がヒットしますが、今回はそれだけでは解決に至らず。「Delta toolbar」なるアプリは怪しいので消しましたが、ブラウザにそれらしい拡張機能は見当たりません。

様々な検討と試行錯誤の末、タスクマネージャーで「bdraw.exe」「bdsetup.exe」というプロセスを終了し、更にブラウザ関連のプロセスも全て強引終了した上で、C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Localにあった「bdraw」フォルダを消すことでようやく解決しました。

「Babylon」の削除にあたっては、最近のYahoo!知恵袋の記事を参考にしました。
Chromeの右下に「Ads by Babylon Toolbar」という広告が出て困っています。Chromeの設定でBabylon Toolbarに関係しそうなものを探しましたが見当たりません。どうすれば、広告を消すことができますでしょうか。よろしくお願いします。
ただし、今日の私の場合、アドウェア本体の存在した場所が異なります。また、ファイル名にも他にバリエーションがあるようです。どうやら「Babylon」作成者は侵入方法やファイル名を変えるなど、消されないように色々工夫しているようで、過去の蓄積はあまり役に立ちません(この記事タイトルに日付を入れた理由でもあります)。

ところで、フリーソフトの類を最近インストールした記憶はないのに、どうやって入ったかは未だに不明。実にタチの悪いアドウェアです。これまで、私はこの種の罠にはひっかからない人間だと思っていましたが、どうやら甘かったようです。外部と繋がっている限り、セキュリティに「100%の安全」は無いことを思い知らされた気がします。

テーマ : トラブル
ジャンル : コンピュータ

Orico Card THE POINT GOLD PREMIUM還元比較

またクレジットカードネタで更新します。

オリコカードの「THE POINT」(以下、ザポと略記します)といえば、年会費無料で、同社のカードの中では通常還元率が高く(1%)、しかもiD、Quicpayというポストペイ電子マネーを内蔵する利便性から、クレジットカードファンの間では一定の人気を集めています。私も昨年から今年にかけて何度かザポの取得を検討しましたが、その都度断念してきました。断念の理由は、電子マネーについてはビューカードチャージのSuica(1.5%還元)を常用していることと、年会費無料カードの中では還元率常時1.25%のREX LiteやYahooショッピングでの高還元率が売り物のYahoo! Japanカードの方に魅力を感じたことです。人によっては、ザポに旅行保険が付いていないことを不満に感じるかも知れません(楽天カードには海外旅行保険が一応付いていますし)。

以上のようなザポの物足りなさを埋めるべく、年会費有料カードが今年の6月1日から登場しました。「Orico Card THE POINT GOLD PREMIUM」です(以下、ザポゴールドと略記します)。まずは主観的に評価してみましょう。
1.Orico Card THE POINT GOLD PREMIUM(Master)
【年会費】1950円(税込)
【標準ポイント還元率】通常1.0%。ただし、iD/Quicpay利用時は0.5%加算。また、オリコモール利用で1.0%加算。
【海外旅行保険/国内旅行保険】自動付帯/利用付帯 ※なお、ショッピング保険も付帯
【ポイント汎用性】★★★★(5点満点の4点という意味。以下同様。)
貯まるのはオリコポイント。AmazonギフトやTポイントやau WALLETポイント等に換えられます。他のポイントサイトと比べると交換先の種類が少ないのが気になる人もいるかも知れません。
【店舗での使いやすさ】★★★★★
ICチップ内蔵で、使いにくさはありませんが、実店舗利用では1%還元なので、他の高還元カードを持っていれば実店舗では出番なし?
【電子マネーチャージ利便性】★★
Masterなのでau WALLETプリペイドへのチャージが可能。Edyチャージではポイントがつきません。
【感想】オリコモール経由のネットショッピングで確実に還元率合計が2%超になることと、ポストペイ電子マネーで1.5%還元になることが最大の特徴。後者について、特にiDでの1.5%還元は貴重ですが、ビューカードチャージSuica(1.5%還元)を利用していればありがたみが薄いかも知れません(Suicaが使えないマクドナルドでは有効?)。
 また、前者の特徴により、ネットショッピングと実店舗利用での還元率が大きくかけ離れているのが実に個性的。これによって、他の高還元率カードとの比較が面倒になっています。以下、あえて計算を試みてみます。

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2012年11月から、ここが私の通常ブログ。それ以前の記事および横断歩道関連の記事は横断歩道歩行者優先順守促進ブログをどうぞ。

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